坂って美味しいの(・・?

ロードバイク関連の日々を記していきます

雷神様

最初に…解散危機のあったキャノンデールドラパックは、クラウドファンディングや自転車好きのジョン・ケリー国務長官の尽力などで、危機的状況は脱した模様\(^o^)/

※9/10追記…スウェーデンのEF Education Firstという語学研修会社がタイトルスポンサーになったとの事

東京五輪のオフィシャル語学トレーニングパートナーに選ばれており、日本にも支社があるそうです

 

そしてタイトルの意味はおいおいと(笑)

 

突然ですが、私はクライマーにはなれません(T_T)

現在の身長・体重は170cm・60kg台後半ですが、身長に関しては中3からほぼ変わらず、体重はバリバリ水泳をやっていたその当時でも60kg以上ありました

それ以降、体重が60kgを割ったことはありませんし、加齢に伴って減らすのは更に困難に…

(ちなみに生涯MAXは88kg…)

この時点で自分はクライマー(体型)にはなれないことが分かると思います(-_-;)

自分の身長で体重が50kg台の人はざらにいますし、もっと身長が高い方でも60kg以下の方は少なくないです

しかし、クライマーになれなくても坂が好きでなくても、ライドをしていれば自ずと坂には巡り合ってしまいます(*_*)

少しでも楽に坂を上るには…筋肉付けりゃいいんだ(^o^)

今のスタンツはこんな感じです(笑)

前フリが長かったですが、そんな自分が好きなプロロード選手のタイプは「ゴツいのにグイグイ坂を上れる人」です

日本人だと佐野淳哉選手

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(参考画像)

Wikipediaによると身長178cm・体重76kgと、日本人選手には珍しい立派な体躯です

ペダリングはこんなにパワフル!

https://youtu.be/jLDpPp2uFwg

昨年のTOJいなべステージで長時間に渡り逃げていましたが、平均斜度11%の激坂区間をパワフルなペダリングで上る姿が勇ましかったです

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(平坦ですが、その時の逃げている様子)

佐野選手は2014年の全日本選手権で優勝してナショナルチャンピオンになっていますが、その時の様子は「エスケープ」という佐藤 喬氏の著書に詳細が描かれています

このエスケープ、ロードレースファンにはもちろんお勧めできますし、純粋にスポーツノンフィクションとしても大変秀逸な一冊です!

https://youtu.be/hYTNeDaJ8hc

海外の選手だと…

昨年引退したファビアン・カンチェラーラ

おなじみの宇宙人です(笑)

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(参考画像)

もはや説明不要の選手で数多くの伝説的な走りを残していますが、その中でも圧巻なのはこれ!

 https://youtu.be/2RPCGGd2o90

40:00からが必見です

(栗村さんら、実況陣の叫びも含めて)

「腰を上げていません!!」という実況のように、シッティングで軽々と上る姿に憧れます(^^)

この区間はミュール・カペルミュールという名で、そのスペックは区間距離1075m・平均斜度9.3%・最大斜度19.8%となかなかのものですが、その難易度に拍車をかけているのが路面が石畳という事!

非常にトラクションがかけ辛い石畳の激坂をスイスイ上る姿…そりゃモーター疑惑やら宇宙人と呼ばれたりしますわ(^_^;)

余談ですが、石畳の坂を見てみたいという方、岐阜県笠松市の笠松みなと公園・木曽川笠松船場跡が114mの石畳の坂になっています

(今の石畳は明治時代のものだそうです!)

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※実際に走るのは危険です(-_-)

(この場所はとあるブロガーさんのブログで知りました)

同じく石畳系のパリ〜ルーベでも異次元の50km個人TTを演じたり

https://youtu.be/_es_DzmbS1s

前代未聞の個人TTでのウイニングラン(笑)

https://youtu.be/uJvatsQRtQc

引退直前のリオ五輪TTでも金メダルを獲ったりと、平坦系では無敵の走りですが、坂では主に集団を破壊するための鬼引きを担当していました(*_*)

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(参考画像)

そんな宇宙人以上に好きな選手…

それは2014年に引退したトル・フースホフトです\(^o^)/

彼の異名は「雷神」

その由来はトル(thor)=北欧神話の雷神トールから来ています

トールの英語読みは「ソー」で、アベンジャーズに出てくる「マイティ・ソー」です(^_^;)

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(参考画像…2011年ツールのチームプレゼンテーションで雷神トールに扮しています!)

脚質はスプリンター

ツールのスプリント賞、マイヨヴェールを2回獲っています(2005、2009年)

↑のジャージ姿を見て分かるように、2010年の世界選で勝ってアルカンシェルも手に入れています

(このレースで新城幸也選手が9位!)

その他ツールの区間優勝10回、ジロは1勝、ブエルタ3勝と、全てのグランツール勝利

言うまでもなく名選手(名スプリンター)なのですが、ツールの10勝の中にはとんでもない勝ち方があります…

それは2011年の第13ステージ、カテゴリーは山岳ステージ!しかも超級山岳込み!

http://www.cyclowired.jp/news/node/63674

https://youtu.be/Isb9D5yn3p0

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(参考画像)

このようにスプリンターなのに山岳をグイグイ上って食らいつき、下りと平坦でとどめを刺す走り方…現在だとサガンの得意技でもありますが、フースホフトはマイヨベールの獲り方もサガンと同じで、他のスプリンターが獲れないような山岳ステージでの中間スプリントで稼いでいました

ちなみにこの年(2011年)のツールは、近年では1番好きなツールです

翌年からチームスカイが台頭(ウィギンス→フルーム)してきますが、その前の最後の時代…個人がバチバチに戦う姿は今には無いものがあります

(たった6年前なのに…)

勝ったのはカデル・エヴァンス…その年齢は34歳!過去には総合2位が2回と苦渋をなめてきましたが、戦力十分で準備万端のレオパードトレック(カンチェラーラもいます!)所属のシュレック兄弟や、全盛期のコンタドールを破っての勝利は賞賛に値します!

途中ではTV局の車の暴走事件により、思わぬ形でマイヨジョーヌを手にしたトマ・ヴォクレールの奮闘も見事でした

https://youtu.be/gVyBcksiU54

https://youtu.be/-elBSVtMY7k

その他、フースホフトの特徴としては独走力もある事

プロ入り前の1998年にはU23世界選の個人TTで勝っていますし、プロ入り後も個人TTノルウェーのナショナルチャンピオンになったり、ステージレースでのプロローグ(TT)でも度々勝っています

残念ながら翌年の2012年に患った伝染性単核球症の影響で2014年に引退しましたが、スプリントが速くて独走力もあって本気を出せば山も上れる選手…まさに理想の姿でした(*^^*)

 現役の選手だとやはりペーター(ペテル)・サガンも好きですが、ちょっとミーハー過ぎてそこまでは(笑)

 最近の選手でも上れるスプリンターは結構いますが、サガン以外は線が細い選手が多いです…

(マイケル・マシューズなど)

体重が軽ければ上れるのは道理、80kg近い身体で上れてしまう選手は最近ではなかなか見られません

同じような体格でフースホフトと同郷のアレクサンドル・クリストフは比較的上れる選手ですが、フースホフトのようなインパクトはまだ…

今年の世界選(9/24)は母国ノルウェーで開催されるので、そこで一花咲かせてもらいたいものです(^_^;)

そもそもノルウェーチームはボアッソンハーゲンとどっちがエースなのか分からないですが(*_*)

(去年の世界選では、ボアッソンハーゲンが引かなかったとクリストフが激おこでした…)

世界選といえば…9/20の個人TTが、TTなのにラストに3km以上・平均斜度9%以上のヒルクライムが組み込まれているので要注目です(笑)

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こんな感じで思いつくままに好きな選手を挙げてみました

ネタが無いときは過去に観戦したレースなども振り返ってみるかもしれません