北国街道(東近江路)ライド
10/28は10月最後のライドでした
天気はしばらく秋晴れの日が続きますね〜♪
久しぶりの休日(土日祝)ソロライドなので、行き先は悩みます…
最初は下呂温泉を考えていましたが、日曜日は観光客が多い上、道中では車やバイクも多いことが予想されるので却下(-_-;)
(今度の平日ライドで行こうかな 笑)
前日にルートを引いて良さそうな行き先が見つかったので、いつものR21西向きルートを進むと、休日はトラックがほとんど走っていなくて走りやすい♪
気温は10℃を割っていますが、夏ウェア+ゴアウインドストッパー製の長袖アンダーでOKです
伊吹山には笠雲がかかっていました
木之本のつるやパン着は8:40だったので開店前
最初の補給は木之本IC近くのセブンイレブンでしました
いよいよ肉まんの季節ですね〜(^^)
(これに加えてツナマヨおにぎり)
ここからR365を北上、余呉湖はもちろんスルー
今回のライドは以前にこの案内標識を見て、越前市方面も行けるな〜と思ったのがきっかけでした
この先は初めて走るので楽しみです
特に何もない中、道はダラダラと上り始めます
隣に北陸自動車道が並走しているせいか、車はあまり走っていません
本来はこの椿坂トンネルを避けるために、ルートを引いた時点では旧道のR365(椿坂峠)を走るつもりでしたが、4年前にトンネルが開通した時から閉鎖されていました(-_-;)
Google Map等では当然分かりませんでしたし、時折脇に見えた旧R365の路面はまだ傷んでいなくて十分走れそうな感じでした
(椿坂峠に大黒山の登山口があり、歩行者は入っているようです)
交通量が少ないので、約1.8kmのトンネルも危険を感じることなく通過できました
緩めのアップダウンを経て福井県に入ります
この辺りは早朝に雨が降っていたようです
県境の手前でバイクライダーが転倒していましたが、仲間の方もみえて転倒していた方も動いていたので、挨拶的に頭を下げてそのまま通過
辺鄙な場所でのソロライドなので、自分も気を引き締めます!
ここからは10km以上の下り基調…行きで下るとなると帰路はもちろん上りです(-_-;)
下りが終わると夜叉ヶ池への案内標識が
夜叉ケ池といえば鳥越峠に向かうR303で案内標識を見るので、てっきり岐阜県にあると思っていましたが、所在地は福井県なんですね
そして今回の目的地、南越前町の今庄宿に入りました
ちなみにこの南越前町、「町」ですが隣の越前市の約1.5倍、自分が住む一宮市の3倍以上の面積で名古屋市よりも広いです!
今庄宿は北国街道(東近江路)にある宿場町で、先に通過した木之本(木之本宿)も北国街道上にあります
まずは本陣跡へ
貴人の宿泊所で、明治天皇北陸巡幸の際は行在所だったそうです
この宿場町は「矩折(かねおり)」という屈折した通りが特徴です
次は今庄宿有数の旧家、京藤甚五郎家へ
ここは造り酒屋兼脇本陣だった場所で、立派なうだつが上がって繁栄していたことが窺えます
中には案内のボランティアの方がみえ、マンツーマンで案内していただけました(^^)
豪雪にも耐えられるように太い梁
欄間も凝っており
天狗党は水戸藩の尊皇攘夷派で、「天狗のように鼻高々で調子こいたやつら」という意味で天狗党という蔑称で呼ばれていたそうです
案内の方によると、既に悪評が知れ渡っていた天狗党は冷遇されており、それに腹をたてて悪酔いしてこのような刀傷がついたとか…
(天狗党の乱参照)
他にも造り酒屋がありました
11時過ぎとなり、事前のリサーチでお昼を予定していた古民家カフェ「木ノ芽」へ
しかし臨時休業(T_T)
そこで京藤甚五郎家近くのサイクルラックがある旅籠、若狭屋に行きました
ここも高い天井と立派な梁です
越前おろしそばをいただきますが、中にいた方はNPO法人の案内人で、本職はそば屋ではないとか(^_^;)
(そばは若狭屋で打ったものではなく、別のそば屋で打ったもののようです)
昔自転車に乗ってみえたという案内人の方と楽しく談笑し、お店を後にします
それにしてもお昼なのに結構寒い(-_-;)
体感的には出発時の早朝と変わらない感じで、動いていないと冷えます(*_*)
早朝に雨が降ってその後も曇りがちだったこと、そして山に囲まれた谷間の場所なので、底となる地面の方に冷気が残っているようです
この辺りは福井県の嶺北と嶺南を隔てる南条山地の嶺北側で、全国有数の豪雪地帯です
昨シーズンは福井県全域で異常豪雪により休校が相次いだそうですが、今庄の辺りは普段から慣れていて対応も早いため、休校にならずに子供が嘆いていたと若狭屋の案内人の方から聞きました(^_^;)
約1時間の滞在で今庄宿とはお別れ
帰路に就きます
途中に「板取の宿」という案内看板があるも、「公共の宿泊施設?」と思ってスルーしました
実は北国街道の板取宿があり、当時の姿を残した石畳や茅葺き屋根の建物で雰囲気の良い場所だったのを後から知って、立ち寄らなかったことを後悔しています…
https://www.fuku-e.com/010_spot/?id=125
緩く上ってこの敦賀に向うR476との分岐を過ぎると、斜度が上がります
結構なつづら折りに見えますが、実は斜度5%以下が大半なので案外楽でした
この区間をストラバでフォロー中の方が走ったことがあるか確認すると、SR認定者のKさんが600kmブルベの後半で走ってみえました(*_*)
200kmクラスのライド途中なら問題ありませんが、600kmの途中は相当キツそう!
300kmやそこらで驚いたり満足している自分が恥ずかしい(-_-;)
さらに世の中には自分よりも年上の女性がこんなライドを
https://cyclist.sanspo.com/425817
9日間という制限内に2400km走破とか、もはやオリンピックに出るかそれ以上の想像もつかない偉業です…
話が脱線しましたが、栃ノ木峠と呼ばれる上りを走破
栃ノ木峠は柴田勝家によって拡幅整備された古くからの交通の要所であり、難所でもあったそうです
この標高537mから眺める景色はなかなかのもので、紅葉は色づき始めでした
滋賀県に戻り
ここからはずっと下り基調です
道は広めでカーブは緩く、交通量が少なくて気持ちの良いダウンヒル♪
八百津からのR418下りを抜いて、自分の中ではキングオブダウンヒル区間です(笑)
周りは紅葉している所もあり
ススキが秋の日差しに映えていました
椿坂トンネルも帰路は3%くらいの下り基調なので、サクッと通過
このまま木之本までノンストップで行くつもりでしたが、生理現象で緊急ピットイン!
R365から北陸自動車道の賤ヶ岳SAに入りました
最近では一般道から入れるPAやSAが増えたものの、ここにロードバイクはやっぱり違和感があります…
実際、他の人からハッとした顔で見られました(^_^;)
木之本を通過してR365の道の駅「浅井三姉妹の郷」で最後の休憩
補給は…まだ大丈夫
結局お昼の越前おろしそばが、ライド中最後の固形物補給でした
決して無理をしたりヤセ我慢をしている訳では無く、ソロで淡々と有酸素運動量域で走ると問題ない感じ
その分ライド後や翌日の食欲は半端ないですが(^_^;)
ここから一宮市までは残り約50kmなので、毎回少しホッとします
(何かあってもau損保の50kmロードサービスで戻れますし)
いつものルートで木曽川CRまで来ると、早くも日が沈みかけていて
17時過ぎにたて輪ゴールでした(^^)
今回のライドはなるべく人が少ない観光地を目指しました
その目論見どおり、今庄宿では自分以外の観光客は3組ほど
ライド場所的にわざわざ片道約5時間・約100km走って行くようなところではありません…例えるなら100km走って中山道の鵜沼宿や太田宿に行くような感じ(笑)
余呉湖からのR365は自販機すら無くなり、他の人と一緒に行くのは申し訳ないくらいの完全に割り切ったソロライドコースでしたが、今庄宿での一時はとても楽しかったです(^^)
ただ、やはり規模的に最初で最後のライド先だと思われます(^_^;)
南越前町を西に行くと旧北陸本線のトンネル(隧道)群があり、現在は県道207号線として敦賀市から続いています
https://www.imajo-syuku.com/%E9%89%84%E9%81%93%E9%81%BA%E7%94%A3/
(この日はウォーキングイベントがあったようです)
ここは来年の福井ライドの行程に入れたいな〜と思いました
そして今月の走行距離は1196.6kmと、1200kmまであと一歩!
最近はいつもたて輪でサイコンを停止するので、自宅までの分も含めれば完全に1200kmは超えていますが、それでも3度の200kmライドのおかげで4月の1177kmを抜いて自己記録(^o^)
天候にも恵まれて、なんとなく福井県好きともなった充実した1ヶ月でした(^^)
この日は6時〜17時の予定で走り、ほぼそのとおりの時間で終了…これから更に日照時間は短くなるので、今年の200km以上のライドはあと1回くらいだと思います
走行距離…217.8km
コースプロフィール風動画です
https://www.relive.cc/view/1931451664
10月の走行距離…1196.6km
年間累計走行距離…7832km