坂って美味しいの(・・?

ロードバイク関連の日々を記していきます

1年越しの福井ライド\(^o^)/

5/24は自己最長となるロングライドでした!

※今回も白川郷ライド同様、記事が長くて写真多めとなりますm(_ _)m

気温は上昇…愛知や岐阜では、30℃以上の真夏日予報でした(*_*)

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当日は2時起床、3時出発!

周りは当然真っ暗(^_^;)

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(濃尾大橋です)

それでも大垣市へ入る頃には明るくなり始め、関ヶ原付近では完全に明るくなりました

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県道の大垣〜一宮線は結構トラックが多かったものの、R21やR365は交通量が少なめで、こんな感じの信号が無い平坦を下ハンで走ると、気分はジロ・デ・イタリアで1人逃げした初山翔選手(*^^*)

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木之本から賤ヶ岳の旧道を通過

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トンネル先からは、今年3度目にしてようやく琵琶湖が拝めました(^o^)

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(1度目は旧道通行止め、2度目は霧に包まれていました)

この先、普段なら道の駅あぢかまの里手前のローソンで最初の補給ですが、この日は出発前に1000kcalくらい入れてきたのでパス…あじかまの里のトイレだけで通過します

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いつものように、上り基調のR8で福井県内へ

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今回はここから150kmほど福井県内を走ることになります…

県境から気持ち良く下りきった先のローソンで補給をし、順調に敦賀港付近まで来ました

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無風のこの日はこのルート定番の北西風の向かい風がなかったおかげで、さほどペースを上げなくてもアベ26km/hを超えて過去最速です

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というわけで、4時間10分くらいかけて7時過ぎに敦賀港到着

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この先のルートは未知の場所となり、気温上昇と坂に苦しめられると予想されるので、イカルガさんやたて輪のグループLINEにライド報告をして、エールを募らせてもらいました(^_^;)

敦賀港を後にして、R8を日本海に沿って北上

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海岸線ならではの緩やかなアップダウンを走っていると、前方に「しおかぜライン」の表記…しおかぜラインはかつての有料道路で、R8よりさらに海岸寄りを走りますが、予定していたルートからは外れます

途中で右(東)へ行かなければならない所を見逃したようで、少し戻って正規のルートである県道207号線に入りました

しばらく進むとこんな感じになって上ります

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平均斜度は5%くらいの感覚でアウターでも十分上れる坂でしたが、先が長いのでインナーでクルクル回して上ります

斜度が落ちついてくると

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古めかしいトンネルが目の前に現れます

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ここは旧北陸本線トンネル群という、国の登録有形文化財になっている古い鉄道トンネルで、1890年代から1962年まで使われていました!

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当時は蒸気機関車が走っていたので、トンネル内は煤けています

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この県道207号線には、計6つのトンネルがありました

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またこの道は「万葉の道」と呼ばれていて、鹿蒜道(かひるみち)という古代街道が通り、万葉集の和歌の舞台にもなった場所だそうで、越前市には万葉館という施設もあります

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万葉の里 味真野苑資料館 万葉館 | 観光スポット | 福井県観光情報ホームページ ふくいドットコム

先に進むと信号付きのトンネルがありf:id:adiksan:20190526192609j:image

トンネル群の最後は山中トンネルという1km以上のトンネルで、山中信号場として左側の折り返し線用トンネルも残っています

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信号付きのトンネルがあったように、このトンネル群は4輪車のすれ違いは不可能!

この日は自分以外誰も通過しませんでしたが、信号のないトンネルは前方を注視して、通過の譲り合いをする必要があります(^_^;)

トンネル群が終わると下り基調で人里へ

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途中には駅のホーム跡もあります

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やがて県道207号線はR365に突き当たりました

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ここは昨年来た今庄宿の周辺です

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北国街道(東近江路)ライド - 坂って美味しいの(・・?

昨年寄れなかった「板取の宿」という宿場跡へ行きたかったですが、少し戻ることになるので断念…またいつか距離を削ってリベンジです

今庄駅にはD51が展示してあり

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敦賀港やトンネル群を含めて、鉄道好きにはたまらない、鉄分濃いめのサイクリングルートができそうです(^^)

鉄道遺産 - 今庄観光協会 公式サイト

ここからR365〜R8は平坦基調で、途中でコンビニ補給しながら進みます

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今年も塩分+の販売が始まったinゼリー…毎年思いますが、夏限定じゃなくて通年販売して欲しい(-_-;)

ちなみにこの日のライド中の補給は

パン×2・オニギリ×3・ゼリー飲料×1・ガリガリ君×1・ポカリスエット×3・炭酸飲料×3・ザバスミルクプロテイン(小)×1

でした

R8から県道2号線を東に向かうと、再び山間へ

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この付近から北に向かうと一乗谷朝倉氏遺跡という、これまた魅力的な歴史スポット…この日は当然パスなので、やはりいつか板取の宿を含めたライドプランを立てたいと思いました!

県道2号線を突き当たるとR476に出ます

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R476から福井市に入り

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本来ならR476を写真奥に向かうルートでしたが

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このようにルートラボで設定した道(紫色)を見ても、獲得標高400mくらいの上りとなり、暑さが増してきた中で先を考えると、なるべく脚を削りたくありません…

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そこでこの道をそのまま北上してR158に合流、峠を1つ回避することにしました(^_^;)

R158で大野市に入り

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越前大野城へ

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城近くのイスやトイレ、自販機がある駐車場で休憩しました

今回はちゃんとモバイルバッテリーを持参したので、サイコンはまめに充電

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ここで12時くらい、距離は約180kmでした

皆さんからのLINEを見て元気をもらっていると

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先の獲得標高を見て一気にへこみました(笑)

コンビニで買ったオニギリやゼリー飲料で補給し、気合を入れて上りへ!

景色は良いですが

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気温は28℃(*_*)

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途中には「勝原検問所」の看板!?

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昔は過積載なんかを取り締まっていたのでしょうか?

気温は高めでも湿度が低いので、スノーシェッドやトンネル内は涼しくてありがたい♪

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(↑のシェルタータイプは、隙間がなくて温室的な暑さですが…)

斜度はきつくないものの、上っては少し下るを繰り返すので嫌いなタイプの道…山岳ステージでのグルペット(タイムアウトにならないように完走を目指す集団)からも遅れ、1人きりで最後尾で悶え苦しむ感覚です(T_T)

心が折れかけて九頭竜川を見ながら「ハァ〜」とか「フゥ〜」とか、ため息混じりで5分くらいボーっとしたり…

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さらに暑くなった山で苦しめられるのはアブ!

アブは「刺す」のではなく「噛む」ので、軽く出血を伴う赤い跡がしっかり残り、10km/h台で上る速度は奴らの思うつぼで、追い払っても知らぬ間に3ヶ所喰われました(# ゚Д゚)

滝・ダム・沢のような水辺がある坂に多くいて、天敵であるトンボが舞い始めるまでは厄介な存在です(-_-;)

途中のホテルフレアール和泉の駐車場には自販機やトイレがあり、少し休憩f:id:adiksan:20190526193654j:image

さらに進むと道の駅九頭竜の表記

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(奥の斜面は九頭竜スキー場)

道の駅九頭竜には恐竜のモニュメントがあり、首や口が動いて鳴き声も出すという手の込みようで、少しだけ癒やされました(笑)

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ロックフィルタイプの九頭竜ダムのダムサイトを過ぎると

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最後にグッと標高700m台まで上ります!

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特に中部縦貫自動車道との分岐からは斜度が増し

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1番暑い時間帯に、この日最大の山場を乗り越えて岐阜県内へ!

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ここからは下り基調で大きな上りはありません\(^o^)/

油坂峠を下り

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(岐阜県側から上るとヤバイですね…)

白鳥のコンビニでガリガリ君&コーラ♪

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白鳥からは残り約90kmですが、だんだんホッとできる残り距離が増してきた気がします(笑)

その先の県道52号線➝61号線は向かい風もなく緩い下り基調なので、35〜40km/hで巡航でき、朝のように気分は1人逃げの初山選手(^_^;)

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この日も途中の水場で冷却し

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美並からの県道324号線では

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これまた再びライフガード・インフィニティ

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この時の時間は、白川郷ライドで寄った時の1分遅れでした!

前々日開催されたTOJ美濃ステージのルートを南下し 

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各務原大橋から夕日を見て

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19時16分、たて輪ゴール!!\(^o^)/

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トータル時間は16時間12分で、目標の16時間はオーバーしましたが、とにかく無事なのが1番!

ノートラブルで走ってくれたNITRO SLに感謝です

お店ではこの日も店長やお客さん(Tさんもみえました♪)に出迎えてもらえ

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過去最高に美味しいご褒美ペプシ(*^^*)

道中では各所からのLINEで励まされ、大変力になりましたm(_ _)m

今回は白川郷ライド以上に会話がなかったので、長時間の孤独なソロライドでは世間からの断絶を防ぐ重要な手段です(^_^;)

暑さによる全体的な疲労感は当然ありましたが、各所の痛みだったり、前回のライドまでの極度の疲労感は翌日もなく、どうやら絶不調のピークは脱したようです…

 

今回は自己最長の330km超えのライドで、それまでの最長は昨年の自走フルビワイチ(withヨゴイチ)です

自走deフルビワイチ&ヨゴイチ(^o^) - 坂って美味しいの(・・?

この時は、もうこれ以上の距離を走ることはないと思っていました

それでもさらなる目標を漠然と考えている時、ストラバでGTBCの代表さんらが左回りでの福井ライドをされているのを見て、試しにルートラボでルートを作成すると330km…絶妙に行けそうな距離だったので、その頃から約1年間温めたライド企画でした♪

特別速くもなく(特に坂!)横方向に距離を伸ばすのが好きでも、ブルベでSRを目指せるほどの脚やタフさはなく…そんな普通のオジサン代表の自分でも、少しずつ距離に順応していけば、これくらいはなんとか走れるというのを証明できたと思います

しかし峠を予定どおりに上っていたら獲得標高は2600mくらい…もしそれで走っていたら30分くらいは遅くなっていて、脚が削られる影響で九頭竜湖の上りに支障をきたし、さらに遅れる可能性も十分ありました(*_*)

なので今回は正真正銘、これ以上の規模のライドは考えていません

400km以上を走ったり獲得標高が5000mとか6000mなんて、普通の人からしたら今後も不可能だと、ポジティブに諦めています(^_^;)

自分と同世代だったり年上の方々は、目標(指標)にしていただけたら幸いですし、自分よりも下の世代の方々は、自分を踏み台にしてどんどん可能性を広げていってもらいたいと思います(^^)

 

今月は初めて300km×2を走り、これで今年最大の目標を達成して燃え尽きたので、今後しばらくのライドは肩の力を抜いてマッタリする予定(笑)

 

走行距離…331.7km

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コースプロフィール風動画は、今回も実走行時間が12時間超えなのでありません